1.MSFとは!?

大切なお客様に笑顔になっていただこうと定期的に開催しているMARUTEN Smile Festivalというイベントです。毎回さまざまな業種の方にご参加いただき、働く場の在り方を一緒に考えるホットな情報をお伝えしています。
今回は、ワークショップ!ということで、2030SDGsカードゲームを開催します。

ワークショップ開催:2030 SDGsカードゲーム

Maruten Smile Festival vol.53

  • テーマ:ワークショップ 2030SDGsカードゲーム
  • 日 時:2024年10月25日(金)
  • 会 場:株式会社丸天産業
        〒460-0008
        愛知県名古屋市中区栄5-10-34
  • 参加費:無料

なぜSDGsが必要なのでしょうか。
実際、私たち1人1人にとってどのような影響があり、私たちには何ができるのか、ビジネスにおける可能性とはどんなものなのか、考えたことはありますか?
さまざまな価値観や違う目標を持つ人がいる世界で、私たちはどのようにSDGsの壮大なビジョンを
実現していけばいいのか、「SDGsの本質」について一緒に考えてみませんか?

社内コミュニケーション活性化や地域貢献する人材の育成・エンゲージメントの向上など会社や社員にどんな影響をもたらすゲームだろうか?という目線でご参加いただくのもまた面白いかもしれません。ご参加お待ちしております♪

SDGsカードゲームファシリテーター

2030SDGs公認ファシリテーター始動!

SDGsをカードゲームで学べるってご存じですか?SDGsとは、2015年に国連サミットで定められたより良い社会を実現するための国際目標ですが、その達成年限は2030年とされています。あと10年・・!というところで国連が打ち出したのは「行動の10年」とし、取り組みを加速させようとするもの。そんな「行動の10年」真っ只中、目標達成年限まであと6年の今年2024年。SDGsへの更なる理解と行動が求められています。なぜSDGsが必要なのか?何から行動したらいいのか?そんなわたしたちに身近な問題として考えることのできるSDGsをカードゲームで学ぶことができます。下記リンクから詳細をご覧ください♪ 2030SDGs公認ファシリテーターとして認定されました SDGsをより深く学ぼうと開催したワークショップ(上記リンク)に感銘を受け、体験した社員からカードゲームを開催できるファシリテーターになりたい!と希望者が殺到。その中から選ばれた1名が認定講座2.5日、実技(アセスメント)試験を受け、見事合格し、2030SDGs公認ファシリテーターとなりました。 ファシリテーター 弓納持 丸天の2030SDGs公認ファシリテーターインタビュー 弊社初の2030SDGs公認ファシリテーターとなった弓納持にインタビューしてみました。 ファシリテーターになったきっかけは? (上記リンクにもある)まち楽房さまの研修がきっかけです。その時に感じたこと・学んだことは、SDGsだけではなく自分の業務としてもすごく大切な考えだと思いました。自分がファシリテーターになることで社内・お客様・パートナー様にも伝えていくことをやっていきたいと思いました。 ファシリテーターになって何か変化はありましたか? 2030年はもうすぐです。「つくる責任・つかう責任」などがありますが、SDGsが世界の問題ではなくより身近になり、自分の1つ1つの行動に目を向けるようになりました。 認定講座?はどんな講座でしたか 認定講座はフルオンラインで開催されました。ファシリテーターは、受け取る側にバイアスを与えてはいけません。ですので聞く一方というより、自分がどう感じたかなどの対話の多い、一緒に参加した方がどんな価値観をもっていて自分はどんな価値観をもっているのか、など自分を振り返り自分の持つバイアスを取り外していける講座でした。たとえば・・・自分がイライラしたことを話し、「その人にラベルを貼るとしたらどんなラベル?」と問われます。もしそのラベルとして「失礼」をつけた場合、講座参加者に「失礼」と罵倒される時間を持ってみます。その言葉に「ざわついた」ということは自分自身がその在り方を嫌がっているということになります。自身が嫌だからイライラするというわけです。価値観を作るのは昔からの経験であり、どういう経緯で価値観が構成されたのかを見直していくことでファシリテーターとして大切な公平さを磨いていきます。自分がどういうことを良しとしているのか、を認知しておかないと公平さを保てません。そういう公平さを保つための訓練があったことは印象的でした。技術は自分で学ぶことができますが、在り方はなかなか気づくことができません。在り方として自分が気づかない部分を気づかせてくれる講座でした。 どんな方が受けていましたか 一言で言うと、多様な方です。40代以上の方もいましたし、高校1年生もいました。所属している場所も、社会人や学生・NGO団体など多岐にわたるメンバーです。それぞれ経験していることが違うため、多様な価値観をもっていましたが、ゲームのコンセプトに共感していてそれを広めていきたい という想いを持っていることは共通していました。ただ、このカードゲームの捉え方も、ビジネスとして捉えている人とSDGs普及にフォーカスしている人、新しい価値と捉えている人、とさまざまでした。 試験は難しかったですか? ーどんな試験でしたか?第1回の開催をどこで開催するか想定し、審査員にその設定を伝え、その上でゲームの説明をオンライン上で30分話します。初回説明の際のゲームの意図がきちんと参加者に伝わるか、話すトーンや言葉、ボディーランゲージなども交え、参加する人が迷いなくゲームをすることができるか審査されます。ー試験を受けてみてどうでしたか?難しかったです。言葉1つ、その選択で伝わり方が変わってしまうかもしれない、というのがとても考えさせられました。ふとした時に自分の価値観がのっかった言葉を選択し発してしまうと相手をその価値観で縛ってしまいます。表裏ができる言葉は批判にも繋がるので発してはいけないのです。ですのでゲームを達成しても「素晴らしい」とは言ってはいけない、など、言ってはいけないワードがあります。これまで我流で発言してきたことを言葉を意識して選ぶのは苦しく感じました。 これから受講する方へアドバイスを! 技術よりも自分の価値観・自分にベクトルを向け内観することが大事です。自分にベクトルを向けるからこそアウトプットできるものが変わってきます。そんな変化も学びつつ、いろんな価値観の人に会える講座なので楽しんで受講してもらえたらと思います。 これからの展望は?どんな方に受けてほしい? 知らない人でも詳しい人でもみなさんへオススメします。2030GOAL達成には皆で動かないといけません。世界全体で一緒に動くことが大切だと思います。皆で行動し、ワークショップもたくさん開催されるようになったら嬉しいです。 開催!SDGsワークショップ さて、上記のような経緯を経て2030SDGs公認ファシリテーターが弊社に誕生、始動しはじめました。 社内ワークショップ ファシリテーター就任して初回の開催は社員に。次世代リーダー層向けに開催しました。 学生向けワークショップ 産学連携をおこなっている名古屋市立大学の佐藤泰先生の研究室・研究室に入る前の学生にお越しいただき開催しました。 これからも、SDGsを身近に感じていただけるよう、社内社外問わずファシリテートしていく予定です。 SDGsワークショップご希望承ります 実はホームページのSDGsページも「公認ファシリテーター在籍」と掲載を変更いたしました。わたしたちは2030年達成に向けてできることを行動していきたいと思っています。取り組みに悩む方、イベントとして開催したい方、ぜひお声かけください。 SDGs情報はこちらの記事も参考に 編集後記 本日は2030SDGs公認ファシリテーターが始動しはじめたことを中心にお届けしましたがいかがでしたでしょうか。あと6年で2030年を迎えます。SDGsが採択されたばかりの頃。まだまだ先のこと、と思っていたらあっという間にあと6年。現在の日本の達成度ランキングは18位。欧州の取り組みの素晴らしさが際立ちますが、日本は昔から本来「もったいない」精神で循環型社会を築いていた民族です。わたしたちはきっとやればできる。ということで、まずは誰かがやってくれることではなく、生活に根付く行動1つ1つが影響を与えていると知り自分事として捉えるということをゲームで実体験してみることをお勧めします^^普通に夢中になりますし、SDGsもですが、世の中の流れを感じることができるゲームです。興味をお持ちいただいた方はぜひ弊社までお問い合わせください。 ※朝日新聞SDGs ACTION!では2024年のSDGs達成度ランキングと日本の順位・理由をメディアに掲載しています。参考:【SDGs達成度ランキング】日本、2024年は世界18位に上昇 気候変動対策など最低評価:朝日新聞SDGs ACTION! (asahi.com)

以前、こちらの記事でご紹介した通り、弊社社員が2030SDGs公認ファシリテーターとして認定されました。なぜファシリテーターになったのか、ゲームにどんな感銘をうけたのか?ファシリテーターへのインタビューも含めた記事もぜひご覧ください♪

楽しく「学ぶ」SDGs

初めてこの2030SDGsカードゲームに参加した社員は、開始直後は戸惑いもあったものの、ゲームが進むにつれて周囲と相談したりお互いの達成にむけて結託したり(笑)かなり楽しんでいました。
楽しみながら、SDGsと自分達の繋がりに気づいていく時間となり、終了後にはこんな声が上がりました。「気づき」が得られると行動が変わります。
私たちに何ができるのか。
企業としてどんな活動ができるのか。
考えるきっかけにしませんか。

カードゲームで学ぼう!SDGs

もはや「聞きなれた言葉」になってきているSDGs。しかし、わたしたちはそれをほんとうに「理解」しているのか?何をもってSDGsと言っているのか?より深く学ぶ体験として、カードゲームを開催していただきました。 カードゲーム開催概要 目的 体験を通しSDGsについて理解を深めること 開催スケジュール 1.オープニング(はじめに) 5分2.アイスブレイク(ときほぐし) 15分3.やってみよう!2030SDGsゲーム 70分 ゲーム説明・Play4.リラックスタイム(休憩) 10分5.ゲームのふりかえり 30分6.つながっている世界 20分7.リラックスタイム 5分8.チェックアウト 20分9.クロージング(おわりに)アンケート記入 5分 2030SDGs公認ファシリテーター ファシリテーターTAKEZOまち楽房有限会社 代表取締役 加藤武志様ソーシャルデザイナー、一級建築士、2030SDGs公認ファシリテーター 参加者 丸天産業社員マネジメント研修・シンリーダー研修・デザイン部・関係者など約16名(3~4名の4グループ) カードゲームの前に ただ楽しくゲームをするのではなく、特に学んで欲しいことは何か?!参加者に意識してもらうべく、どう学ぶのか・よりよい話し合いのためにはどうしたらいいのか・ゲームで何を目指すのか、などについてもゲーム開始前に説明が行われました。 やってみよう!2030SDGsゲーム ファシリテーターによる見事なアイスブレイクで会場はほぐされ、まずは知っている社員同士ではあるものの普段話さないような趣味の話しなどを交えた自己紹介からはじまりました。 自分のあだ名を決めて、自己紹介をする様子 自己紹介も終わり、ゲーム概要説明が終わればいよいよゲーム開始です。ゲームは前半・後半と分け、前半が終了したら途中経過発表、後半が終了したら全体結果発表、と2段階に分けることで「全体としてのゲームのカタチ」と「わたしたちのもつ意識」が最後に現れるようになっています。どんなカードがあったのか?どのように進めるのか?について詳細を書きたいところなのですが、あまり書くとゲームの醍醐味が失われてしまう(知らない方が楽しめる事象が含まれてしまう)ので、ざっくりの概要と弊社開催の様子とともに、社員の声などをご紹介します。 ゲームルール(ざっくり全体概要) ゲームには複数種類のカードがあります。 ゴールカード プロジェクトカード お金カード TIMEカード 意思カード あらかじめプロジェクトカード・お金カード・TIMEカードが各自の手元に配られています。プレーヤーは各自に配られたゴールカードの目標を達成するために、プロジェクトカードに書いてある条件を揃え、係の方にプロジェクト遂行を報告に行きます。すると、達成した際のリターンとして条件づけられているカードを貰えます。カードを貰ったら、プロジェクトカードで指定されていた世界の状況メーターを動かします。この一連の流れを1人1プレーヤーとして行っていく・・・というのが、ざっくりですがゲームのルールです。(他にも細かい注意などはありますよ~^^) 開催の様子 はじめは全員、???という状態からはじまりました。それぞれの手元にはあらかじめ複数枚のカードが配られており、その中には、達成する目標のカードが入っています。参加者たちはその目標をクリアするために、目的のカードを集めるのですが・・・。1人1プレーヤーなのに座っている席はグループ単位?プロジェクトをクリアしなければならないのに「お金」のカードが足りなくてはじめからプロジェクトができない?など、そもそもどう開始すれば良いのか疑問符が飛び交っていました。グループになっていたメンバーとも話し合いながら、では自分はこう動いてみよう!と1人1人手探りで行動していくことからゲームが動きはじめました。 ゲームは現実世界と同じことはOK! 自分が動いた結果、世界の状況がどう動くのか、マグネットを自分で移動させてくださいね♪ 手探りで、自分の目標・プロジェクトを達成できる方法を探します。このカード持ってる人?いる人ー?などなど 前半が終わると中間発表です。 中間発表中! 何チームが目標を達成できたのか?世界の状況メーターがどのように動いたのか?” 世界の現状 ” 発表がおこなわれます。その中間発表をもとに、後半戦が開始されましたが、理解した全員の動きが「SDGsを意識したもの」に変わりました。 談合?(笑)自分の目標達成のためにどうしたらいいのか、世界の状況メーターのバランスのためにどうしたらいいのか、各自のプロジェクトについて話し合い、譲り合い、そのカード出して~など打開策が飛び交います。 赤のカードがあるものはプロジェクト完了。いくつものプロジェクトを遂行しながらゲームを進めました。 後半が終わるといよいよ結果発表! 前半と後半で世界の状況メーターが変化しました この結果は参加者の属するコミュニティ(企業や組織など)によってさまざまな結果が出るそうですが、不思議とその「企業風土」「組織風土」を反映したメーターになることが多いそうです。ゲーム終了後、このゲームをやってみて自分達の意識がどう変わったのか、SDGsとは何を目指し世界をどうしようとしているのか、ゲームの振り返りとつながっている世界についてファシリテーターよりお話しいただきました。 わたしたちの世界を変革する、それがSDGs採択文書の正式なタイトル SDGsの本質とはこの2点にある 小さなことが繋がり大きな事象となることに1人1人自覚を持つ 参加者の声 ほかにも、「ただ仕事と思う毎日じゃなくて、他の人や社会、世界のためになる人生にしたいなぁと思いました」や「総括の「私が起点」という捉え方は大変印象的でした。本当に楽しかったです」「全体を通して自分だけではなく、他とのつながりが大事だと改めて気づきました」などさまざまな意見がありましたがなによりも多く共通していたのは「楽しかった!!」という意見でした。振り返りの話し合いテーマとして「前半と後半の意識変化は何によって起きたか」「日々の仕事や暮らしに通じることはなにか」ということを全員が意識したことも大きな気づきを得られるきっかけになったようです。 おわりに ファシリテーターTAKEZO様は、最初にまずはプレイズファーストということで、お互いを褒め合うことをアイスブレイクで行ってくださいました。プレイズファーストはブレインストーミングでも使われるの手法の1つですが、認めることと褒めることがクリエイティブを司る脳と近い場所で反応するという脳科学の考えや心理的安全性にも配慮されていました。「褒める」に至る過程も意外性のあるもので、参加者が自然と楽しめるようにしてくださっており、和やかな雰囲気の中ワークショップが行われました。ファシリテーターとして準備・進行をおこなってくれた まち楽房有限会社 代表取締役 加藤武志様 、スタッフの皆様に改めて御礼を申し上げるとともに、ワークショップを計画し遂行してくれた社員・参加者の皆様にも改めて感謝申し上げます。SDGs、と一言で言ってもわたしたちにできる活動の中にはたくさんの方法があります。商品の裏側を見て環境破壊に繋がる資材は「使わない」という選択もあるし、オフィスの中で「ゴミを出さない工夫」をすることも活動の1つとしてすべて世界はつながっています。少しでもその実感をし、楽しみながら自分事として考えられるようになる、そんなゲームがこの2030SDGsゲームでした。ご興味がある方はどうぞ弊社までお問合せください。お待ちしております^^

編集後記

10月のMSFは待望の2030SDGsカードゲームです。
かーなーり、面白いです。
ワードで魅かれた!という方は、あまり下調べなくお越しください。あとで悔しくなるかもしれませんが、最初に「?」からはじまるのもまた、このゲームの醍醐味です。
ゲームをしながらSDGsに対する理解が深まり、参加者同士でどのように伝え合うといいのか、どのような行動がどう繋がってくるのか、だんだんと分かるようになってきます。
経済も含む世界全体の仕組みが「なんとなく」知っている状態から「なるほど!」と腹落ちする状態へ。楽しみながら学ぶチャンスをどうぞご活用くださいませ^^