どのようなコーポレートアイデンティティーを策定するのか?CIプロジェクトの始動から活動してきた様子を簡単にですが中間報告としてお伝えします。

社員による自社ロゴ(CI)改新!~プロジェクト始動~

丸天産業、CIを変更します。 CIとは? CIとは、「コーポレートアイデンティティ(Corporate Identity)」の略語です。MI(理念)、VI(視覚)、BI(行動)の3つの要素で構成されており、この3つに統一感があることで企業イメージを浸透しやすく、また存在価値を高めることに繋がると言われています。 弊社では、これまでもホームページなどあらゆる制作物に社名ロゴを掲載していますが、これを策定したのは1986年。働き方も移り変わり、近年ではワークスタイルデザインを掲げ、試行錯誤を繰り返す中、昨年は本社を建替え、新しいパーパスも策定するなど新たな価値の創造へと事業を推進してまいりました。そしていよいよ・・・・!CIが、変わります。 プロジェクト始動 CIを変える。それは会社のブランディングが変わる、ということに他なりません。これはわたしたちの根幹を揺るがす歴史的事業です。そんなプロジェクトが社員主体で始動しました。丸天ブランド向上拡大委員会と名付けられたこのプロジェクトは、さまざまな人の経験・礎となるよう社員だけでなく社外の方々をも巻き込み、また弊社らしく社員1人1人が自社の経験として語れるよう全社内外一丸となるためのプロジェクトです。 プロジェクトの意義とは どのようなコーポレートアイデンティティーを策定するのか?社員が自分達で創る、といってもわたしたちに企業の顔ともなる「ロゴ」を創った経験はありませんでした。しかし、会社の思いとして掲げているパーパスにもある通り、わたしたちは未来をかえていくチカラの象徴としてこのCIが育っていくと考えており、その過程はもうすでにプロジェクトの始動からはじまっています。自社のロゴをただ変更するのではなく、地域にも貢献できるよう産学連携をおこなっている大学生にも協力をお願いしたり、より多くの人が交わり合い広がってゆき自社だけではなく周囲との繋がりでつくるCIであることが、このプロジェクトを推進する意義でもあります。 コラボしてくれる企業様・大学様 CIを生み出すチカラになってくれる企業様・大学様をご紹介します。 一般社団法人 ZUAN UNION / 図案連合様 一般社団法人 ZUAN UNION / 図案連合様は、その名の通り、ロゴ制作などデザイン・ブランディングのプロ集団です。President CCOに就任している安川宏輝様は、いくつかの企業でもブランド戦略に関する外部相談役としてCCOに就任していらっしゃいます。そんな安川様にも今回参画いただき、わたしたちだけでは到底到達できない新しい企業イメージを生み出すチカラとなってくれます。 私たちは、多ジャンルのクリエイターが加盟する国内外問わず領域のないクリエイティブ共同体です。 ZUAN UNION 名古屋市立大学様 弊社と産学連携をおこなっている、名古屋市立大学で建築環境心理学、人間科学の視点からみた「はたらく場」「はたらき方」研究をしている講師・博士(人間科学)の佐藤泰先生です。また先生のゼミ生にも今回参画していただき一緒にCIについて考えています! 株式会社ヒトカラメディア様 株式会社ヒトカラメディア様は、オフィス移転サポート、空間プランニング、ビルオーナー支援、レンタルオフィス・レンタルスペース運営、まちづくり事業などを手がけており、その場に熱源を生み出すことを使命としている企業様です。その、株式会社ヒトカラメディア プランニング事業部八塚 裕太郎様に今回このプロジェクトをどのように推進したらいいのか?教えていただきながら全社員でのコーポレートアイデンティティ刷新へのチカラになってくれます。 熱源を、ともにつくる。共創支援カンパニーです。 株式会社ヒトカラメディア | 「都市」も「地方」も「働く」も「暮らす」ももっとオモシロくできる! (hitokara.co.jp) 丸天プロジェクトメンバー CI改新に向け、全社を巻き込み推進することを担うプロジェクトメンバーをご紹介します。CIプロジェクトは「丸天ブランド向上委員会」という愛称で活動しています。会長社長はじめ全員の意見を聞きまとめ、発信したりワークショップを開催したり、次から次へと生まれる仕事と向き合いながら真摯に取り組んでいます。 スタートアップミーティング まずはキックオフ!ということでスタートアップミーティングが開催されました。 会議開催の様子 メンバー大集合!よろしくお願いします! そもそもCIとは何なのか、という腑に落とすフェーズからはじまり、これからどのようにプロジェクトを推進していくのか?時間がない?!どうやってCI策定へとたどり着くプランを描くのか?話し合いながら相互理解を持ちながら1つ1つやるべきことを決めていきました。 ワークショップ 会長社長マネージャーなど主だった方々のインタビューを行い、まず開催したのは全社参加型のワークショップです。全員が参加できるよう、午前・午後と別れ開催しました。まずはやはり意識の統一、ということでCIとは何なのかこれからわたしたちがどうしていくのか説明がなされました。 CIについて全体に説明 ワークショップではグループに分かれ、これまでの仕事はどうだったのか、個々人の歴史をインタビューし合ったり、「丸天らしさ」とは何だと思うか意見を出し合ったり、少し先の「丸天産業」とはどうなっているのか未来を想像してみたりしました。 お互いにインタビュー こんな思いがあった、そこから見える「らしさ」とは 未来、雑誌を創るとしたらどんな丸天になっているか? みんなの出来上がったアイデアの展示(1F) たくさんの面白いアイデアがでていました 実は展示も手作業で組立てました 「全社で意見を出し合ってまとまるのか?」「まったく違う意見がでるのではないか?」そう思うかもしれません。しかし、ふたを開けてみると、アイデアの発露は違えど根幹にある社員の想いは似ている、ということが分かりました。社員56名という中小企業だからという側面もあるでしょう。ですがわたしたちは「根幹」が共通していることが改めて分かり嬉しくなりましたし、その似た価値観から生まれるアイデアが世代によってもバラバラなことをとても面白く感じました。これからワークショップなどを重ねていく中でどんなCIが生まれるのか?!わたしたちも楽しみにしています! プロジェクト始動・・・これから みんなの想いを出し合い、CREATIVE COMPASSとしてまとめ・・ 気になるワードに投票しているところ どんどん「わたしたち」のワードを凝縮していきます。そのコンパス(MI・BI)も見ながら、VI どう視覚に訴えかけていくか?これから少しずつ、「カタチ」を探していきます。どんな活動になっていくのか、どんなCIになるのか・・・・乞うご期待!次回もお楽しみに^^ →→→つづきはこちら

ロゴラフ案の創出

前回の記事の最後では「わたしたち」のワードを凝縮。いよいよVIの検討にむけて進みます。VIの検討では、まずはCIプロジェクトでもある「丸天ブランド向上委員会」のメンバーにロゴについてのレクチャーがあり、メンバーから各社員に伝わっていきます。
ロゴを作成するには、「言葉から」カタチにしていく派、まずは「カタチ(イメージ)」から言葉になっていく派、など人によってタイプは違っています。
ですが、どちらのタイプであったとしても、
「どんなロゴなら愛せるか?」
という根本的な部分を大切に、

  • どんなロゴマークの付いた名刺を渡したいか?
  • ロゴマークについてお客様にどう説明したいか?

を考えながら思いを乗せアイデアを出し合います。
アイデアを出すのは、弊社の「オフィスで働く人」です。「オフィスで働く人」というのがポイントです。社員だけではなく、インターン生や今回一緒に参画してくれている学生からも、アイデアを広く募集しました。
自部署のチームで考えたり、仲のいいメンバー同時で考えたり、研修チームで考えたり・・・
社員59名に対し135案ものアイデアが提出されました。

いくつのアイデアになったか?提出時にお花の番号を花瓶に入れることで現時点で何アイデアあるのかが分かります
研修チームでアイデアを出し合います。どんなロゴがいいかなぁ?

ロゴ案フィードバック

提出してもらったロゴ案について、プロ目線で安川さんよりフィードバックをいただきラフ案を整理しました。
どの案にも思いがつまっており、「グッズにしたくなるロゴ」や「キャラクター展開できそう!」など素敵な案が集まりました。多くのロゴ案に共通して「つながり」「シンプル」「使いたくなる」というイメージで案が作られていたのが印象的でした。
各々フィードバックを受けてどう感じたか?いただいたフィードバックからまた案を練っていきます。

面で表現するか?線で表現するか?印象が全く変わるので、どう表現し何を大切にするかを考えていきます

プロジェクトメンバーによる絞り込み

プロジェクトメンバーでVI候補の絞り込みをしていきました。全体からイメージの軸が現れてきたので、その軸に沿ってどのVI案がより「らしさ」が表現できるのか、推しポイントの議論を重ね、最終的には性格の違う3案をメインとして全体ワークショップに臨みました。

どの案にするとより丸天の思いが活かされるか・・並べながら検討

ワークショップの開催

性格の違う3案をメインとして臨む全体ワークショップは、

  • 代表3案とこれまで出た100案にコメントをつける
  • 推しロゴを決め、そのグループで活用案を出す
  • 参加者に向けて推しの理由と活用案をプレゼンする
  • プレゼンを聞いて、推したくなったものにコメントする

という方法で進めました。
代表3案以外のこれまで出た100案の中から、新たな推し案を発掘する社員もおり、敗者復活戦のように案復活か?!というシーンがあったり、お互いのプレゼンから「そういう発想面白い」「そのグッズ案いいね」など意見が溢れ、たくさんの付箋が模造紙に貼り付けられました。

こんなグッズにもできるよ。視認性もあり展開しやすいロゴじゃない!?という推しポイントが詰まっています
丸天と分かりやすい!視認性がいい。古さが逆にこの先100年残っていきそう!
多様な人が集まって「丸天」をカタチ作っているのが表現できていて素敵!
繋ぐ手と手を表現しておりこれから先の丸天を上手く現している!繋がっていきたい!

社員巻き込みの工夫

スラックで#CIの館 というチャンネルを作成し、プロジェクトメンバーや参加者から発信をしました。またプロジェクトメンバーが精力的にミーティングや展示・設営をしたり、全員が参加できる仕掛けを考えワークショップの準備を進めていたほか、一緒に参加してくれている学生に毎回A41枚のまとめスライドを作成いただいたりして、全社に向けて「全社員でつくるCIの刷新である」ことを意識しながら一丸となって自分事で考えられるよう進めていきました。

工夫①全員でワークショップ

プロジェクトメンバーにとっては1日がかり。全社員が午前と午後に分かれ全員参加で進めていきました。
ワークショップの開始時には、どんな意図なのか?本日は何に注目し考え進めて行きたいのか?意志の統一もしてから進みます。

本日の意図を参加者に説明中・・・

工夫②付箋でペタペタ

模造紙に各自意見を付箋でペタペタ貼っていきます。どんな意見でもOK。とにかく自分の思いを表に出すことが大切です。

意見を出していっているところ

工夫③グループワーク

推しロゴに集まった人同士でどんな事ができるか話し合う、というグループワークです。個人の意見を伝える場、似た意見の人でもっとその意見をブラッシュアップしてみる場、とお互いの案を刹那的なもので終わらせず「見える案」としてカタチにしていける力がグループワークにはあります。

グループワーク。上の方にここのグループが書いた案があります♪

ロゴ発表に向けて

ワークショップからの社員の意見を経てロゴマーク&marutenの文字デザインの議論を行っていきました。パーパスをもとに、「お客様にどのように働きかけたいのか」を明確にし、デザインのブラッシュアップに進んでいきます。
どんなロゴになり、全社共有していくのか?
次回をお楽しみに!

つづきはこちら↓↓↓

社員による自社ロゴ(CI)改新!~そのあと~

2024年8月1日、コーポレートアイデンティティーの刷新について発表しました。中間報告から発表、そのあとどうなったのか?最終報告としてお伝えします。※以前の記事はこちら ↓ ロゴ発表に向けて 前回の記事の最後では、ロゴ発表に向けての議論まで進んでいました。デザインのブラッシュアップとともに、決定したロゴをどう全社員と共有し皆様へお伝えしていくのか、考えてゆくことはとても大切です。ロゴが出来てもその「価値」「ストーリー」をお伝えできなければ私たちの想いを伝えることができません。最初にお伝えした図 これを丁寧に組み立て、現れたものが新しいCIです。すべての働く人が、丸天産業と関わり、「一緒に」楽しみながら「やってみる」。一緒に活動する中で「自分たちもできるかもしれない」と前向きに考え新しいことを創造していくきっかけになり、弊社のパーパスでもある「未来をかえよう」に繋がっていく。そんな想いを余すことなく伝えるために、議論しカタチにしていきました。 新しいコーポレートアイデンティティー 新しいロゴが決定! 社員のアイデアや想いをはじめ、活用案についても吟味し、ロゴとして選ばれたのがこちらです。 ロゴ案が決定してから、さらなるデザインのフラッシュアップ、フォントの検討などを行い、白と黒、「余白」と「文字」のバランスがどの比率がいいのかなど検討がなされました。 新ロゴに込めた想い 「一緒に」やってみよう・つながろう・かなえようという言葉を軸に、やってみようが溢れる丸天産業で、親しく温かな「つながり」によって無限の可能性を生み出し、お客様だけではなく働くすべての人と想いを分かちあえる唯一無二の存在を目指して試行錯誤していくという想いが込められています。 つながりエネルギーを生み出す 丸天産業の社員と、お客様はじめ関わる人たちの手と手が繋がりあい、あたたかいエネルギーを生み出します。カタチを持たないエネルギーはどのようにでも変化してゆくことが可能であり、既存の枠に捉われず変化しつづけ無限の可能性を生み出す様子を表しています。 未来につながるオリジナルフォント 未来への挑戦の始まりを表す丸みを帯びた跳ね・これまでもこれからも丸天産業らしい“ひと手間”のある関わり・未来につながるような印象をもてるよう、オリジナルフォントにて社名を表しました。あたたかな親しみやすさをまとい、働くすべての人と想いを分かちあえるようにという想いが込められています。 PRtimesでリリース配信 2024年8月1日、コーポレートロゴ刷新のお知らせとともにPRtimesでもリリースを配信しました。 つくって終わりではない、はじまりのCI 新しいロゴはできましたが、プロジェクトは終わりではありません。新しいCIを日々の中にどのように活用していけるのか、社員全員で考えました。 どう展開するのか? ロゴは企業の「顔」。それを見ただけで「企業イメージ」を彷彿とさせます。まずははじめにお客様の目に入る、名刺・HPなどを変更しました。 名刺デザインを一新 Web上のツールHP・SNS・他社さまのページでロゴを掲載いただいているもの・リットリンクなどのツール 封筒など郵送物に使う封筒・納品書や請求書・紙袋等もデザインを一新 プレゼン用資料のフォーマット新しいイメージを検討・変更 新ロゴでのお土産 PJでブランディングを基盤にした活動の検討 会社案内 パンフレット クレド それぞれの部署との連携 ロゴを各部署でどのように活用するのか。そのコーポレートアイデンティティーを、日々の業務にどう活かしていくのか。それぞれが考え、他の社員と共有するワークショップがおこなわれました。 部署の業務内容とこれからのアイデンティティーを共有 部署ごとに、 この部署にとって大切なこと 取り組み内容 これから大切になること そのために工夫すること などを、それぞれ発表し共有しました。共有することにより、CIの活用のみならず社員同士の仕事への相互理解にも繋がり協力体制を築きやすくなるという副次的効果も得られました。 各部署発表 お互いに意見を出しあう それぞれの発表資料を模造紙に貼り付けておき、社員から各部署への意見を付箋に書いてペタペタ。暖かい応援の言葉や、こんなことをやってみると面白そう!というアイデアなど多数の意見が貼り付けられました。 それぞれ意見を付箋に書いてペタペタ たくさんの意見がこんなに! CIを浸透波及させていくための工夫 どのように社内に新しいCIを浸透させ波及させていくか?上記に挙げたツールはどれも大切ですが、担当している部署はバラバラです。そうすると、デザインイメージが統一したものにならない可能性がありますが、弊社では、それぞれのツールを 社員の理解を深めるもの 社外へ伝えてゆくもの 見学へお越しくださった方へ伝えるもの に分け、「一緒にやってみたい」と思っていただけるためのキーワードを設け、各ツールの作成時にどこに相談するのか・承認をもらうのか、というフローをはっきりさせました。 それぞれの裏話・・・NG集? 変化の多かった2024年の1年間に起こったことが、HONESTY Vol.26に掲載されます。掲載にあたって、CIプロジェクトについてもインタビューを行いました。その一部をご紹介します♪ 以前のロゴについてどう思っていましたか? 外部の協力者からみていかがでしたか? CIのリニューアルに社員が関わるというのはなかなかない経験だと思いますが自分達で作り上げることについてどう思いましたか? 最後に、案を絞り込んだ時のことを教えてください hitokaramedia様にインタビュー掲載 今回CI刷新に向けて一緒に取組んだ、株式会社ヒトカラメディア様のメディアサイト「ヒトマガ」にてインタビューを掲載してくださいました。 全社員が思いとアイデアを集結させて自社の「らしさ」を見つめ直す。 名古屋・丸天産業のCIリニューアルプロジェクト  |株式会社ヒトカラメディア 編集後記 最後までご覧いただきありがとうございます。ロゴについての最後の章でしたがいかがでしたでしょうか♪新しいCIをどのように活用するか、現在でも試行錯誤は続いています。これから社員がどのように行動したらより良い状態になれるのか、もっと分かりやすい指針もつくりたいとクレドを作成するプロジェクトが立ち上がっていたり、みなさまがお越しくださった際にも丸天らしいストーリーをお伝えできるよう準備しているところです。ちょっとずつちょっとずつ、皆様にプロセスをお見せしながら変わっていく丸天ですが、経営理念を軸とした根幹は変わっておりません。今後とも丸天産業をどうぞよろしくお願いいたします。