2023年6月~10月にかけて、お客様・パートナー様とともに、異業種交流会を開催しました。
「いつもと同じ業務」だけでは得られないワーカーの体験価値を高め、広い視野を持ち、社会に貢献できる人財へ。これからの未来、企業が1つ1つバラバラではなく、繋がり合いながら共創し発展していけるように。
という想いとともに活動した成果の報告ということで、今回改めて成果報告会が開催されました。

イノベーションを起こす、異業種交流会開催報告

先日、弊社はお客様・パートナー様とともに、異業種交流会を開催しました。「いつもと同じ業務」だけでは得られないワーカーの体験価値を高め、広い視野を持ち、社会に貢献できる人財へ。これからの未来、企業が1つ1つバラバラではなく、繋がり合いながら共創し発展していけるように。今後、みなさまとも行っていきたい活動の1つでもある異業種交流会をご紹介します♪ 弊社のオフィスコンセプトにもぴったりのイベント、異業種交流会 弊社の新オフィスは「コンセプトを脱する」というコンセプトを掲げ建て替えをおこないました。「既存の常識に囚われず、人と出会い議論する中で新しい価値を創出する」という意義が込められたコンセプトです。空間に十分な余白を設け、社員数の3倍の座席・可変性の高い家具などコンセプトを体現したオフィスでは、以前もご紹介したようにさまざまなイベントが開催されるようになり、弊社の提供していくサービスも、よりお客様へ寄り添ったものへと進化してまいりました。そんな中、異業種交流会の提案を頂き、それぞれのオフィスを見学し合いながら1つのテーマに沿って交流を深めたことは、参加した社員にとっても、開催した担当者にとっても、弊社の今後のオフィスプランニングとしてもピッタリのイベントとなりました。 仲間と出会い、つながり、共創する機会を 業界は違っても製品を通じて関わりのある仲間と出会い、つながり、共創する機会を・・・と、事務局が立ち上がり、月1回を目安にした頻度で4ヶ月かけて異業種交流会が開催されました。開催目的は次の通りです。 同業界・自社内・自職場にかかわらず、 多種多様な情報や知見・価値観との出会いや能動的な経験をする 視野を拡大し視座を高め、刺激、気づき、士気の喚起 コミュニケーション力、自身の思考を言語化し表現し、伝える訓練の場 知らない人とのチームワーク、普段とは違う視点に触れる機会を通して、バイアスに気づく 自分たちにできることを考え、実践する この目的をもとに、ルールを設定し、約12名の参加メンバーを3つのグループに分け、テーマとして設定されたエリアの空間デザインを検討しました。自己紹介を含むオリエンテーション→空間デザイン勉強会→各オフィス・工場見学→空間デザインディスカッション→発表という流れで開催され、企業それぞれの特色をお互いに学び合い、活かし、ディスカッション・交流を深める機会となりました。 開催の様子 異業種の方と出会う、ディスカッションをする機会、というのはこれまでの自分の価値観を見直す機会にもなります。参加者からは、 ワークショップで異業種の方々と交流したことでそれぞれの会社の文化や知見を体験できた。 新たな発想を生むことができた。 リニューアルを自分たちで検討することで「見られる」ことを意識して物事を考えられた。 今まで自分目線で考え作業していたがいろんな人の目線で考えられるようになった。 などの振り返りが寄せられました。 異業種メンバーで空間デザインについて考える、とは? 空間デザインを考える、とは、働き方そのものを考える、ということに実は直結しています。その空間を日頃どのように利用しているのか、利用者にとってどのような空間なのか、ではなぜ、そのような利用法になっているのか?どんな課題が潜んでいて、自身のありたい姿を実現するためにどうしたらいいのか、1つ1つ考えた時、明確化すべきルールやツール、空間動線が浮かび上がってきます。「空間デザイン」というのは洗練されたデザインだけを指すのではなく、わたしたちの活動をより推進するための仕掛けを生み出す、ある意味ロジカルな働き方の設計図でもあるのです。異業種交流会などのように「他社の意見・見解を聞く」「違う価値観に振れる」という機会はこれまで「当たり前」のように見えていた働き方を見直し、企業による様々な考え方の違いを知り、「お互い違う」ことを受け入れるキャパシティーをも広げてくれるという、お互いの新しい発見からのイノベーションを生み出していくことを直に体験する成長機会へと繋がっています。 編集後記 本日は、東海理化様・ITOKI様と一緒に開催された異業種交流会についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。SDGsの取り組む企業も増え、D&IもしくはDE&Iの推進も進んできているという社会背景もある中、このような機会をいただけたことは、弊社としてもとても新鮮で可能性の広がる有難い経験でした。今後もこのような機会を設けていきたいと考えております。異業種交流会したい企業様がいらっしゃいましたら、ご連絡いただけますと嬉しいです。最近面白い企業様も増えてきて、「それはもはや遊んでない?」と言いたくなる素敵な企業様もございますが、皆さんの人生がより良く、笑顔で生活でき、というとてもとても身近なことを大切にしてゆく・・という基本に立ち返ると弊社のパーパスの意義のように、より多くの人が交わり広がることで、皆の存在する空間がそれぞれの想像により柔軟に変化し続けてゆくというベースがしっかりしていれば真剣にふざけるのは楽しくて良いな、と感じています。そういう風に楽しみながらも社会へ貢献する方法を模索している方はたくさんいらしゃって、そういう方にお会いしたりすると素敵だなーとニコニコほっこりしてしまいます。と、いうことで。異業種交流会、いかがでしょうか。開催したい方、聞いてみたい方、お問い合わせお待ちしております^^

異業種交流会 成果報告会概要

  • 目的:異業種交流会開催の成果報告
  • 開催日時:2024年4月15日14時~18時
  • 参加企業:株式会社東海理化様、株式会社イトーキ様、株式会社丸天産業
  • 参加者:およそ12名
  • 開催概要:3グループで各自検討した場所(PRコーナー、ミーティングルーム、備品コーナー)の見学、振り返りとこれから、フィードバック、記念品デザイン作成

異業種交流会が開催されたのは、2023年6月からおよそ4ヶ月。
開催の想いというものはありますが、その想いを現す1つの方法として課された参加者のミッションは、

株式会社東海理化様の3つのスペース、
①PRコーナー
②ミーティングルーム
③備品コーナー
について、どうしたら働く人が使いやすいのか、生産性が向上するのか、社員のエンゲージメントがあがるのか、検討し案を出し合い、「何かしらの答えを出す」こと。

まずはお互いを知ることからはじめ、各企業のオフィスや工場を見学し、そこから得た知見や各々の経験をもとに意見を出し合い、議論を重ねました。
開催期間中だけでは終わらない部分は、各グループそれぞれでWebミーティングを開催し、1つの答え(案)を提出しました。
その後、各グループの株式会社東海理化様の参加メンバーが自社内でプレゼンし、実現できることできないことを含め検討し、リニューアルが完成した!ということで今回の成果報告会につながりました。

各リニューアル場所見学①

■ミーティングルーム
もともと間仕切りで仕切ったような空間にテーブルと椅子があるようなお部屋でした。今回のリニューアルでは、意匠性もさることながら、実際に使う人の意見も聴取し会議がしやすいよう、集まりやすいようレイアウトされていました。以前より防音も改善され、壁紙も自分たちで貼付するなどスチールパーティションもおしゃれに変貌していました。
■PRコーナー
社員の手作りで展開されていたPRコーナーは、もともと充実しており社員紹介をイケメンイラストにして紹介するなど面白い取り組みもされていました。しかし、「手作り」感がどうしてもぬぐえず今一歩洗練された場所にしたいと課題を感じていたようでした。今回のリニューアルでは、好評の部分は変更せず、しかし分かりやすい案内と閲覧しやすいディスプレイ、目隠しにタイル調の壁紙を利用し、見せたくないものは隠す・見せたいものは魅せるを実現したスッキリとした洗練された空間になりました。

各リニューアル場所見学②BeforeーAfter

備品コーナーBefore

備品コーナーAfter

備品コーナーではたくさんの備品が、さまざまな収納棚に収納されておりどこに何があるのか分かりにくく、持ち出しの管理もしにくく、角コーナーという暗さもありました。
しかし今回のリニューアルでは参加メンバーのセンスで壁を明るい色に変更したり、高さの揃ったラックに写真のように収納し整理番号を付けたり、さまざまな工夫をすることで見た目の問題も管理面もクリアになりました。角に監視カメラも付けたことで安心して皆に使ってもらえるようになりました。

成果報告を受けて

異業種交流会開催中、それぞれのコラボにより出来上がったプレゼンは、時間のない中でもアイデアにプラスして予算やイラストでのイメージ提示がなされ論理的に説明した素晴らしいプレゼンで、実は各々感動しておりました。
ですが、それを上回る成果報告が行われ、株式会社イトーキ様・弊社の参加メンバーは驚きを禁じ得ませんでした。けっして多くはない参加メンバーでここまでの成果を出すことには大変な苦労があったと推察されます。
今回、自信を持った成果報告を受けわたしたちは「人」の大きな成長を目の当たりにし、感動すると同時に一緒に参加し共に学べたことを誇らしくまた嬉しく感じていました。

共に考える・実行する、体験価値

以前発信した異業種交流会開催報告という記事では、
” 空間デザインを考える、とは、働き方そのものを考える、ということに実は直結しています。”
とお伝えしていました。
今回の異業種交流会は、業種も年齢もなにもかも違うメンバー構成であり、チームで活動したことがない、という参加メンバーもいらっしゃいました。開催が1つずつ経験として重なっていく中で、参加メンバーたちは、

  • チームビルディングの大切さ
  • お互いを知ることで共創できること
  • 使う人の意見を実際に聴取することの大切さ
  • 1つのことを「やりきる」という責任感と達成感
  • 他社とコラボする、人が居ることで自律に繋がることがあること

などの体験価値を実感し、まさに自分の経験として吸収した振り返りを行っていました。

編集後記

本日は、東海理化様・ITOKI様と一緒に開催された異業種交流会 その後についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
今回、ほんとに人の成長を目の当たりにしたような気持ちになってしまい、思考回路がそっちに流れてしまいましたが、弊社の参加メンバーにとっても、皆様の意見やアイデアから自分を振り返ったり、他社様の現状や想いを知ることに繋がり大変貴重な経験となりました。
弊社は働き方を通して皆様を幸せにしていこう!地域を盛り上げよう!としており、空間デザインやオフィスレイアウト・リニューアルだけでなく、このような異業種交流会や女性活躍をテーマにした交流会、健康経営や長期インターンシップなど「働く」にまつわるいろいろなことに挑戦・活動しています。
コラボしたい!開催したい!など提案・企画の持ち込み、大歓迎です。
これからも弊社丸天産業をどうぞよろしくお願いいたします。